なぜ細かな要望に応えらないのか?あの会社は

よくある質問    2,538 views

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「以前のWeb制作会社は、ちょっと修正するのにえらい時間と費用がかかったのに、御社はちょいちょいとやってくれるんだね」とお褒めを頂くことがあります。

 

とてもありがたいことなのですが、なぜその「以前のWeb制作会社」さんは、えらい時間と費用がかかってしまうのでしょうか?

 

考えてみましたが、以下の4つが理由かもしれません。

 

1.手が足りず外注している

2.全サイト共通のシステムで運営している

3.サイト別のマイナーチェンジを管理しきれない

4.ベースのプログラムがめちゃくちゃ

 

1.手が足りず外注している

これはありえます。弊社もOEMでの提供を以前していたのですが、クライアントさまとの隔たりが大きく、先方の要望が明確に伝わってこない。

 

我々の意図が正確に先方に伝わらないなかでは、よいサービスは提供できないと理解し、今は新規にOEM提供はしていません。外注はいけませんね。

 

2.全サイト共通のシステムで運営している

不動産サイトなんて、検索して一覧が出て詳細が見れて問い合わせらればいいだけだろうというのも確かにあるのですが、それなりの機能を詰め込んでくると、各社ポータルサイトさんとの連携、メール配信仕様、表示すべき(してはならない)情報などいろんな機能が絡み合ってきて、だんだん厄介になってきます。

 

しかも、不動産広告には、公正取引委員会や不動産流通機構ごとに定められた取り決めがあり、これも遵守しないとおこられます。

 

というわけで、せっかくシステムが出来上がったら、あんまりいじりたくない!

 

というのは、制作側の本音です。

 

でも驚くほどにクライアント様からは、様々なご要望が出てきます。

 

・この物件はサイトには表示しないで、メールでだけ配信したい

・TOPページには、A、B、Cエリアの値下げ物件を優先して出したいけど、D物件でオススメ物件が出たらそちらを優先

 

など、それって本当に重要なんですか?と素人的には思う場面もありますが、それが現場の感覚であるならばなんとかして、実現してやろうと考えるのが、負けず嫌いな我々の信条です。

 

確かに、細かいマイナーチェンジに対応しなかったら随分楽だろうと思います。

でも、その方針を打ち出した瞬間、クライアントさまからの様々なアイディアは我々のもとに届かなくなってしまいます。

 

・よそでこんなサービスを見つけたんだけど、これが結構いんだよ。できる?

・最近こんな会員さまが多い。だからこんなサービスできないかな?

 

いずれも我々にとって、欠かすことのできないアイディアの源でありその課題の向こうには、大きなチャンスが広がっていると期待されます。

 

そして何より、こういった新しいアイディアをお聞きし、お客様にそれを超える提案をぶつけ、さらに妄想が広がり、あんなこともできたりして!とテンションが上がる、そんなエキサイティングな瞬間が得られなくなってしまいます。

 

そういう意味でも、我々はサイトの根幹は保持しつつも、できる限りお客様のご要望にこたえるという方針をとっています。

 

3.サイトのマイナーチェンジを管理しきれない

上述の通り、それなりに複雑な不動産サイトシステムで、マイナーチェンジを繰り返していると

 

・先週対応したA機能の改善と、今日対応するB機能の仕様変更はどう影響しあうか?

・そもそも、B機能のこの特殊仕様は、なんでこんな風になってるんだっけ?

・甲サイトのA機能は、乙サイトにそのまま移植しても大丈夫だっけ?

 

といった問題は、日々起こります。弊社でもそれは同様です。

 

しかしサイト数も取り組んできた改善数も相当数に登る我々は、それらを管理するノウハウを蓄えています。

 

・揺るがない根幹機能と、各社仕様変更が予想される浮動機能の分離

・サイトの改善履歴(実装内容とその意図)の管理

・それでも起こる不具合に対する迅速リカバリー&素直に謝る

 

などなどです。マイナーチェンジを完全に管理しています!とはまったく申し上げられません。

 

でも少なくとも、お客様のアイディアやビジネスチャンスを、「我々が仕様を管理しきれない」等というくだらない理由で妨げたくない!

 

という思いはもっています。

 

4.ベースのプログラムがむちゃくちゃ

これも大変です。たまによそが作ったサイトを改変しなくちゃいけないことがあるのですが、ベースがむちゃくちゃだと、改修作業はとっても不安です。

 

時限爆弾の赤い導線と青い導線や黄色い導線を切り進めるような思いで何も起こりませんように!と祈りつつ、プログラムをいじるしかありません。

 

逆に、最近流行のフレームワークなどを使って作っているサイトの場合、ベースのプログラムはしっかりしていて、大抵の修正はしやすいのですがサイトそのものを高速化したい!とかそういう場面では、どうにも手が出せないということが起こります。

 

そうなると「高いサーバーに変更してください」としか我々もいえなくなります。

 

じゃあ我々のプログラムはどんな風にできてるかというと、ちょっと秘密。でもやりやすい方だと思います。

 

不動産サイトに求められる仕様・規模・特性に非常に向いている内部構造であるとだけ説明しておきます。

 

まぁ細かい話なので、技術的に興味がある方は、ぜひ採用窓口まで!

 

以上、我々が、多少なりともその対応力を褒めていただいている理由を分析してみました。

 

WEB制作会社ホームページ制作

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