スマートフォンで不動産物件を探す人が1年で2倍に!?-反響獲得にはスマートフォン対応が必須に
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1.スマートフォンでの1日のインターネット利用時間はPCの2倍
以前、別のコラムでスマートフォンでのインターネット利用者が2015年4月時点で4,832万人となり、2015年中にPCからのインターネット利用者数5,100万人を超える可能性があることをお伝えしました。
さらにニールセン㈱が2015年に行った国内のインターネット利用動向に関する調査結果では面白いデータがあります。
PCからのインターネット利用時間は1日あたり54分で前年同月比で3分(5%)増に対し、スマートフォンからのインターネット利用時間は1時間48分で前年同月比で8分(7%)増となっており、スマートフォンでのインターネット利用時間はPCと比べ実に2倍にもなっています。
また、スマートフォンからのインターネット利用時間を「性別・年代別」で調べた調査では、29歳以下の女性が1日あたり2時間24分と最長で、次に30代の女性が1時間52分、40代の女性が1時間45分と続き、女性が上位を独占しています。
このことからも、男性よりも女性の方がスマートフォンでインターネットを利用する時間が長い傾向があることがわかります。
「いつでもどこでも手軽に利用できる」スマートフォンやタブレットが急速に普及し、各デバイスを通じて得られる情報量の差が縮小しているなかで、今後は本格的にスマートフォンを入り口としてインターネットを利用する時代が来ることを示唆しています。
出典:ニールセン株式会社 スマートフォン視聴率情報および、PC版インターネット視聴率情報
http://www.netratings.co.jp/news_release/2015/05/Newsrelease20150526.html
2.不動産物件探しは子供をもつ女性がスマートフォンで行っている!?
2014年10月30日に「不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)が一般消費者向けに実施した「不動産情報サイト利用者意識アンケート」調査結果ではこんなデータがあります。
スマートフォンを利用した物件検索者の割合は全世代を通して大幅に増加している一方、パソコンを利用した物件検索者の割合は減少しており、特に20代以下の若い世代は2014年には前年の54.1%から72.9%へ増加し、30代で2014年には前年の35.2%から58.8%へ増加しています。
ここ数年のスマートフォンの爆発的な普及で、物件検索方法が大きく変わっていることがわかります。
下記の図は弊社制作のホームページを導入していただいている不動産会社のデバイス別会員登録数の推移と、会員登録数のうちスマートフォンからの会員登録の割合です。
デバイス別会員登録数の推移を見ると2012年10月頃まではPCからの会員登録数が多かったのですが、2012年12月頃にはスマートフォンからの会員登録数はPCを上回り、2015年に入ると急激に増え続け2015年8月時点でPCからの会員登録数の倍以上まで増加しています。
さらにスマートフォンによる会員登録が占める割合を見ると、GoogleがYahoo!の2倍以上の割合を占めています。
下記データは弊社制作のホームページを導入していただいている不動産会社様3社の、ディスプレイ広告による1ヶ月間の会員登録数(CV)の平均値です。
性別
男性 PC 14.6
男性 スマホ 20.6
女性 PC 21.3
女性 スマホ 42.3
子供の有無
子供有 PC 11.0
子供有 スマホ 33.3
子供無 PC 17.6
子供無 スマホ 16.3
年齢別
25-34 PC 5.9
25-34 スマホ 17.6
35-44 PC 8.3
35-44 スマホ 29.3
45-54 PC 6.6
45-54 スマホ 7.6
55-64 PC 8.3
55-64 スマホ 1.6
65~ PC 6.6
65~ スマホ 2.0
非常に興味深いことに上記の「性別・年代別スマートフォンでのインターネット利用時間」の調査結果と整合性があるように見えますね。
性別で見ると、女性のスマートフォンからの会員登録数が男性と比べ倍以上も多く、男性よりも女性、PCよりもスマートフォンからの会員登録数が多い傾向があることがわかります。
子供の有無では、特に子供有でスマートフォンからの会員登録が圧倒的に多く、会員登録数全体の3割以上を占めています。
さらに年齢別では35~44歳の会員登録数が全体の4割を占め、特にスマートフォンからの会員登録数が、他の年齢層と比べても突出して多い数値になっています。
これらのデータから「20代~30代の子供をもつ女性が、不動産物件をスマートフォンで探している」ということが推測できるのではないでしょうか。
もっとも、マイホームへの条件が細かく、物件探しで主導権を握っているのは女性の方なのかもしれません。
いずれにしても、不動産会社にとって反響獲得のためには自社サイトのスマートフォン対応の重要性は疑う余地はありません。スマートフォンが急速に普及してきた今、訪問した不動産サイトがスマートフォンに対応していない場合は、多くの人が他の不動産サイトに移ってしまう可能性が高く、検索エンジン対策としても不利になってしまいます。
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参考:不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC) 「不動産情報サイト利用者意識アンケート」調査結果
http://www.rsc-web.jp/pre/img/141030.pdf
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