最後まで読んでもらえるメール構成とは!?-不動産追客メールは定番の法則を応用しよう
超納言 29,612 views
1.メール開封済でも、読んでもらえたとは限らない!?
前回、追客メールを読んでもらうために必要な要素として、目的とペルソナ設計を考えることが重要であると解説しました。
今回はお客様に最後まで読んでもらえるメール構成を考えてみます。
メールを開封されたら読んでくれたってことじゃないの!?
という声が聞こえてきそうですが、実はお客様がファーストメールや追客メールのタイトルをクリック(開封)したことと、最後まで読んでくれたということは別の話です。
最後まで読んでもらえれば本当は素晴らしいメールであっても、残念ながら前半だけを見て終わる、又は途中で読むのを止めてしまう可能性もあります。
メールで情報を伝えるためには「最後まで読みたくなる」構成にする必要があるのです。
未来不動産では不動産追客メールテンプレートをご用意しており、無料でダウンロードができます。
「新人だからメールに何書いていいかわからない。」
「もうメールも散々送ってネタが尽きた」
「自分で考えるのは面倒くさいから、コピペして使いたい。」
そういった方はもちろんテンプレートをコピーして使っても構わないのですが、その構成に注目してみると面白いです。
不動産追客メールの構成を考える場合、参考にできそうな定番の法則がいくつかありますので、それらを覚えておくと応用が利きます。
2.不動産追客メールにはPASONAの法則を応用
メール構成を考える際に参考になるワークフレーム(定番の法則)がいくつかありますが、なかでもターゲットに購入メリット(不満)に気づかせ、論拠(解決策)を示し、何かの行動を起こしたくなるようなストーリーにできるPASONAの法則は、追客メールと相性が良さそうです。
■PASONA(Problem、Agitation、Solution、Narrow down、Action)の法則
世界で最も成功したといわれているDMに米ウォールストリート・ジャーナルの「Two Young Men」がありますが、このDMもPASONAの法則で書かれています。
このPASONAの法則とはProblem、Agitation、Solution、Narrow down、Actionの頭文字を略したもので、それぞれを説明すると以下のようになります。
・Problem(問題):問題点を明確化する
・Agitation(扇動):問題点を煽り立てる
・Solution(解決策):解決策を示す
・Narrow down(絞込):顧客や期間を限定する
・Action(行動):行動を呼びかける
不動産追客メールを例にして構成を考えると、
・Problem(問題):失敗に学ぶ賢い住宅購入とは!?
住宅は人生最大の買い物で、それだけに失敗は絶対に避けたいもの。しかし、なぜ住宅購入に失敗してしまう人が後を絶たないのでしょうか?
・Agitation(扇動):物件も数多く見学したのに、なぜ失敗してしまったのか?それは物件を見るポイントにずれがあったからです。
・Solution(解決策):弊社では現地販売会で『失敗から学ぶ、賢い住宅購入セミナー』を開催しています。
・Narrow down(絞込):GWの期間中に現地販売会に来られた方限定で、セミナーの内容をまとめた小冊子をプレゼントします。
・Action(行動):住宅購入セミナーを受ける前に、「知っておきたい住宅購入の基礎知識」メールマガジンにご登録いただく事をお勧めいたします。登録完了メールをプリントアウトして持参していただければ、Amazonギフト券-3,000円分を差し上げます。ぜひご来場をお待ちしています。
こんな感じで、PASONAの法則でストーリーが作れます。
その他、以下のようなワークフレームもありますので、メール構成を考える際に迷ったときは参考になりますよ。
■BEAF(Benefit、Evidence、Advantage、Feature)の法則
テレビショッピングで有名な「ジャパネットたかた」のセールストークは、この法則を巧みに利用しています。主に通販サイトのメルマガなどで使われる手法で、知名度の低い商品を効果的にアピールできます。
・Benefit(購入メリット):ユーザーが得られるメリット。
・Evidence(論拠):メリットを裏付ける根拠。
・Advantage(競合優位性):競合よりも優れた部分(品質、価格、利便性など)
・Feature(さまざまな特徴):色やサイズ、素材、成分の特徴。
■PREP (Pont、Reason、Example、Point)の法則
まず結論を先に述べて、次に理由を説明し、具体的な例を出した後、最後にまとめを述べる構成です。最初と最後に結論を言うことで伝えたいメッセージをより印象付けることができ、ビジネス文書では一番使われています。
・Point(結論):結論、要点の説明。
・Reason (理由):その結論を出した理由の説明。
・Example(具体例):具体例を紹介し、理由の裏付け。
・Point(再度結論):再び、結論の説明。
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