Googleインスタント検索は不動産会社に追い風!?
不動産業界 14,282 views
1.Googleインスタント検索でより高速化
2011年に導入されたGoogleの新機能に「Googleインスタント検索」というものがあります。
簡単に言うと、検索キーワードの入力中に検索候補を表示する機能で、1文字入れるごとに候補が表示されるので検索したいキーワード入力の手間が省ける便利な機能です。
ここでよく混同されやすい言葉として以下の3つの単語があるので、ちょっと補足説明します。
1.オートコンプリート機能
2.サジェスト検索
3.インスタント検索
この中でサジェスト検索とインスタント検索は2015年4月時点で同じです。
もともとサジェスト検索に、検索キーワードを入力している際にリアルタイムで検索結果にサムネイル画像を表示させるインスタントプレビュー機能が追加(2013年に廃止)され、現在の「Googleインスタント検索」に名称が変更されています。
オートコンプリートとは、ユーザーがキーボード入力した履歴を活用し予測変換するブラウザ機能のことを指します。
過去に自分が入力した文字列を自動で補完してくれる機能です。
それに対しインスタント検索とは、Googleを利用しているユーザーがこれまで入力した検索キーワードの文字列の中から、入力頻度の高い文字列等を選んで候補として表示してくれる機能です。
つまり、インスタント検索はGoogle利用者でのオートコンプリート機能ということになります。
「人は文字入力には時間がかかるが、読むのは早い」というのがGoogleの技術的見解で、通常、キーを押してから別のキーを押すまでの時間は0.3秒ですが、ページの別の部分に目を移すまでの時間はなんと0.03秒だそうです。
Googleの調査では、通常ユーザーが検索キーワードを入力するのに9秒以上かかっていたのが、新機能の導入によって1回の検索時間を2~5秒短縮できるそうです。
2~5秒の差って、もの凄く大きいです。
検索する際にはっきりとしたキーワードがわからない場合や、検索キーワードの文字数が多い場合でも、キーワードの入力中に検索候補が表示されれば、
これまでよりかなり早く的確なコンテンツにアクセスできるようになります。
2.Googleインスタント検索の登場で不動産会社への影響は?
Googleインスタント検索の登場によって、今後不動産会社へどういった影響があるのか考えてみます。
例えば渋谷区で不動産を探しているユーザーであれば、通常は「渋谷区 不動産」と入力し、SEO対策をしている不動産会社が上位に表示されます。
今まで「渋谷区 不動産」と入力していたユーザーが、単純に「不動産」と入力するよりも、それが検索キーワードを入力している際に検索結果が表示されるようになると、もっと具体的なキーワードをユーザーが「試し入力」する行動を誘発する可能性が高くなると考えられます。
エリア
物件種別
条件
価格帯
これはどういうことかというと、ユーザーが入力するキーワードが益々多様化していくので、我々が日々行っているようなリスティング広告のロングテール戦略も活きてきます。
2013年上半期(4~9月)におけるPC向けインターネット広告の出稿動向の調査結果によると、業種別でみても「住宅・不動産」業界は好調ですし、今後不動産会社のWEB広告のニーズもさらに高まってくると期待できます。
参考:http://http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1311/26/news096.html
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